KANという人間性と確かな才能に唸らせられるアルバムです。5(49/50)
実に3年と数ヶ月ぶりのアルバムとなるこの作品です。うち2月にシングルカットされた2曲は昨年の弾き語りライブで披露されましたが、他はまだオンエアもされていなかった完全な新曲ばかりと、最近の邦楽のアルバムにしては珍しい構成とも言えるでしょう。今回は収録模様を撮影したDVDもついてきており、KANというシンガーソングライターがどのようにしてアルバムを作成しているか、の雰囲気を知ることができるというのも大きな特徴です。アーティストによってこういう風景は色々違いがあるものの、KANのレコーディング風景が公開されたのはおそらく今回が初。ファンでなくても充分観ごたえのある収録模様となっています。アルバムに収録した新曲のレコーディング風景のため、アルバムを聞く前にDVDを観るのもいいでしょう。私は先にDVDを観ましたので、ああ、映像でニュアンスを細かく指摘していた部分はここなんだな、と1つ1つの音や展開を大事に聴くことが出来ました。さて、肝心のアルバムの内容ですが、KANというアーティストらしい非常に多彩なジャンルの曲が揃っています。しかもひとつひとつが丁寧に作りこまれているので、いわゆる「ハズレ」が殆ど無いといっても過言ではないでしょう。※ジャンルが色々あるため、好みによっては「これはイマイチだなあ」と思う人もいるでしょう。※「このアーティストはこういう雰囲気じゃないとダメ」的な固定観念を持たない人ほど楽しめます。注目の1つ、ASKA共演の歌も聴きごたえがあります。KANの作品でありながらもしっかりASKA(チャゲアス?)な雰囲気がところどころに盛り込まれており、ASKAが単なるゲストではなく曲の大事な部分を担っているというのが特徴と言えるでしょう。KANがいなければ成り立たず、ASKAが目立たなければ完成しない、そんな曲に仕上がっています。本アルバムの中でも異色な作品です。1度聴いただけでは把握出来ない要素がいっぱいの超大作ですね!全体的に曲が聴きやすいのでつい聞き流してしまいがちですが、言葉遊びがふんだんに盛り込まれている歌詞が多いのも特徴でしょう。…レビューで言うのもナンですが、細かいことは”聴いてみてのお楽しみ!”とさせて下さい。他の方のレビューも少しずつ増えていくと思いますが、何も知らない状態でCDを演奏させる(もしくは視聴する)ほうが、楽しめると思います。全曲KAN本人による作詞作曲、という事に改めて「この人、実はすごい人なんじゃ?」と唸らせられるコト間違いなしです。 (2010-03-10)

KANの総決算的アルバム5(29/30)
およそ4年ぶり、待ちに待ったKANさんの新作。1曲目「レジ子スター」では、まさかのパ○ューム曲で聴き手の脳天を乱し、2曲目「小学3年生」は遊び心満載の歌詞と壮大なスケールの曲のアンバランスさで、これでもかと才能を見せ付ける。これだけやらかしておいて、3〜4曲目に極上のバラードを並べてくる。自分はここまでの展開で、すっかりこのアルバムに引き込まれてしまいました。6曲目「ordinary days」は、KAN作品でも1〜2を争う幸せ満開の歌詞。暖かい日常を描いた歌詞は、聴いてるこっちまで優しい気持ちになります。ラストのASKAさんとの共作では、かつて見たことのない(?)真剣なKANさんを垣間見ることも出来ます。聴き終わって思ったのは、アルバムタイトルの「・・・私の人生」が、このアルバムそのものであること。まさにKANさんがこれまでの音楽人生で培った技術と才能と経験を、持てる力全てを込めて詰め込んだような作品です。ただただ素晴らしいの一言。余談ですが、この作品、今日のオリコンデイリーチャートで11位でした。売り上げは気にしないと思いつつ、やはり一ファンとしては嬉しい結果。この勢いで、一人でも多くの人にKANの素晴らしさを知って欲しいです。【2010/4/12補足】MusicLovers(日テレ)を見てKANさんに興味を持った方々へ。このアルバム、1,2曲目がかなり個性的で(ある意味KANさんらしい)「あれ?」と思うかも知れませんが、どうか一度だけ最後まで聴いてみて下さい。9曲目「予定どおりに偶然に」を聞き終わる頃には「”愛は勝つ”だけじゃなかった。この人凄いミュージシャンだ!」と知って頂けると思います。 (2010-03-10)

期待を裏切らないすばらしい一枚!5(20/21)
まず1曲目から驚いた。YMOが好きで、最近ではPerfumeもお気に入りの自分にはうれしい驚き。「東京熱帯SQUEEZE」ではラップに挑戦してたが、この「レジ子スター」でもトレンドのテクノポップを見事に(笑)取り入れているし、2曲目ではビッグバンドジャズ、7曲目ではシャンソン風とさまざまなジャンルにチャレンジ。しかもKAN節炸裂の詩とも絶妙にマッチ。そして今作の目玉はやはりASKAとの共作・共演の9曲目だろうか。KAN×ASKA+ビートルズといった感じの大作。ASKAと共演だけでなく曲を共作してるからか、KAN作詞作曲の曲とは少し趣が違う感じ。2人のすばらしい化学反応。しかしやっぱり個人的には3曲目「ピーナッツ」、4曲目「バイバイバイ」みたいな、いかにもKANちゃんだな〜という曲がお気に入りかな。もちろん全曲捨て曲なし!DVDはレコーディング風景がとても興味深い。一曲一曲練りに練って大事に作られていること、多くのミュージシャン・スタッフに支えられているのがよくわかる。これを観ると曲の聴き方も変わってくる。ライブが非常に楽しみ。東京公演まで3日しかないが、それまでによく聴き込もうと思う。 (2010-03-10)

究極のメロディ・メーカーの9曲の名曲!5(13/14)
ついに出ました!3年半ぶりのKANちゃんのニューアルバム。期待どおりのバラエティ豊かな作品群。曲のクオリティの高さは、もはや芸術品。およそ50分間に凝縮されたおもちゃ箱のような、そして宝石箱のような素敵な曲の数々。今年年男である彼は、全く枯れることのないその才能を、またしても僕たちに惜しげもなく披露してくれました。そういや名盤「TIGERSONGWRITER」から早や12年。これ以上のアルバムはない、などと当時感じていたものだけど、それ以降も、出す曲すべてにこだわりと遊び心が見て取れて、この人はいつまでもしなやかな心の持ち主だなぁ、と感心しきり・・・「KREMLINMAN」のマッキーだったり、「遥かなるまわり道の向こうで」の浜省だったり、憑依型アーティスト(笑)の側面も持つ彼。本作でも1曲目から、Per○○meが乗り移ってます。初心者にはびっくりかもしれないけれど、これこそがKANちゃんです。そしてとっても大人な演奏に、歌詞のギャップがステキな2曲目。3曲目、4曲目と安心して「あぁこれこれ、これこそKANだ〜」と聴き入って、5曲目、おぉ、マッカートニー様が降臨しておられます。そして6曲目、え?フィクション?ノンフィクション?想像力が膨らみます。7曲目はフランス時代なくしては、書けなかった曲でしょうね。美しい1曲。そして8曲目、シングル曲はシンプルにして心に染み入るメロディ・ライン。8分強を感じさせない、聴かせる一曲です。これでアルバムが終わっても、きっと大満足の一枚なのに、そこへ来てラストの一曲が、あのASKA氏との共作です。はしばしに、あぁKANだなぁ、おぉASKAだなぁ、と感じられるまさに共作。ふたつの才能が溶け合って、至上のメロディを奏でます。このアルバムは、間違いなくKANちゃんの代表作になるでしょう。豪華およそ50分間のDVDも、見ごたえ満点です。この仕事ぶり・・・いやはや、究極の9曲に、乾杯! (2010-03-10)

カンチガイしていた方は是非!5(12/13)
未だにKANを「愛は勝つ」のミュージシャンだと思っている方は少なくないと思います。また、気になっているんだけど、あまり聴いたことがないという方と様々だと思います。もちろん今までのアルバムも全ておすすめなのですが、今回のアルバムは理屈抜きで素晴らしいアルバムに仕上がっています。 先行シングルの「よければ一緒に」が素晴らしい曲だったので、期待はしていましたが、それ以上でした。 今回の目玉になっているASKAとのコラボは鳥肌ものです。 KANのアレンジによって、ASKAのボーカルが最大限に生かされています。「ASKA宇宙へ!」といったサブタイトルが付きそうです。以前、ASKAの話の中で、子供の頃にASKAの家にKANが遊びに来たといった話を聞いたことがありますが、時を経て、コラボが実現するんですから、「予定どおりに偶然に」とは思えないですね。多分、今回のコラボは必然だったんですね。(どこかで聞いたフレーズですが) とにかく、今回も捨て曲なしの名盤に仕上がっています。 もうすぐ始まる全国ツアー、ミュージックラバーズの出演決定など、KANが再注目されそうな予感がします。 特に今までKANをカンチガイされていた方、気になっているんだけど聴きそびれていた方には是非聴いていただきたいアルバムです。超おすすめです。ちなみに、オリコンの初登場は24位で、前回のアルバムよりチャートも売り上げも延びていて、新たなファンも獲得しているようです。補足ですが、今回のツアーはミスチルの桜井、aikoといったKANをリスペクトしている大物ミュージシャンがゲストで出演しているようです。毎回ゲストは変わるようなので、全国ツアーも要チェックですね。 (2010-03-11)

ケタ違いですよ、これは!5(10/11)
ホント感動しました・・・一生ついていきますよ。KANさん! (2010-03-10)

笑わせて泣かせるその落差のすばらしさ5(9/9)
今までのアルバムもそうでしたが、笑わせた後の泣かせる曲、とその後の照れ隠しのようなまたも笑わせてくれる曲の落差が大好きです。そしてそのクオリティの高さといったら。今のところKANさんのファンでない妻と娘も車でCDかけてたら1曲目にかなり食いつきました。これからもう離れられなくなることでしょう(笑)個人的には4曲目、このサビのメロディーに”バイバイバイバイバイバイバイ・・・”という歌詞をのせるところがKANさんのKANさんたる所以だと勝手に思っております。思い浮かばないよなー、これ。涙がはらはらと流れてきました。すばらしい!!超充実の9曲。何だか今までのどのアルバムよりも自信に満ち溢れているように感じたのは僕だけでしょうか??アイドルの方々への曲提供や、自身の曲のオーケストラアレンジや、弾き語りとバンド編成の2枚看板のコンサート活動や・・・最近のお仕事の充実ぶりが作品にも現れているのかな。本当、一生聴き続けますよ、KANさん!! (2010-03-13)

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